本のヒゲブログ

Salesforceエンジニアの書評 1記事1000文字以内で書きます

「Google Cloudを使い倒せ!」を読んだ

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感想

Google Cloudは特に気にせず、会社で使っているから使っているという意識しかありませんでした。対象読者は、自分と同様でなんとなく使っている方や全く知らない方かと。GsuiteやGoogle Cloud Platformなどの違いが全て分かる方は、読まなくても良いと思います。


Google suiteの一つ、Gmailの正しい使い方を知りました。たったこれだけです。

未読のメールも返信済みのメールも受信トレイに居続けるので、処理が終わったものはアーカイブすることで受信トレイのメールを減らせることができます。

Gmailの設計思想として、受信トレイには作業中のメールのみがある。らしいです。
 ちなみにGoogleのinboxの右スライドがアーカイブしているのと同じですね。

印象的な文章

今後AIが普及するに伴い、労働生産性がいちぢるしく向上し、人類は短い労働時間で今とは桁違いの富を生み出せることになるでしょう。これは短い労働時間で今よりも多い報酬が受け取れるということです。そのうち人類は働かなくても機械で生み出してくれた富で暮らしていけるようになるかもしれません。ベーシックインカムの実現です*

機械に仕事を奪われ職がなくなり、ベーシックインカムで全国民に一律お金を給付し、貧困をなくすのですが、もっともっと将来のはなしになったときに仕事以外に政治・経済など今では考えづらい事までも機械に奪われたら人はベーシックインカムでお金をもらってまで生きている意味はあるのか…。と改めて考えてしまいました。

AIの将来に恐れている著名人もいらっしゃいますが、今後どうなっていくのか、誰も想像できませんね。

最後に

Google Cloud Platformのメリットや、初心者向けの解説に加え、AIの将来などについても書かれています。 著者が実際に携わったGoogle Cloud Platformの導入の話などもあります。

Salesforceをやっている身としては、Google App Engineがherokuより料金体制優しそう。。。と思ってしまったり、まだ使ったことがないのでなんとも比較できませんが…。

1時間もあればさらっと読める内容なので、ぜひ読んで見てください。

「マネージャーの最も大切な仕事」を読んだ

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感想

669人のマネージャに調査したアンケート結果で「進捗の支援」が大切といった人は5%しかいなかった。

著者はマネージャがどのような仕事を行えば、チームメンバーや部下、ひいては会社全体のモチベーションを向上させられるか。ということを3つの業界、7つの企業,26チームにアンケートを行い、その結果から「進捗の支援」が一番大切だということを突き止めました。

人の管理の仕方というよりは人をどう支援するか。という所に焦点を置いているので、いままでのマネージメント系の本とは少し色が違う印象です。

印象的な文章

小さな勝利にはしばしば驚くほど強くポジティブな効果があり、小さな敗北には驚くほど強くネガティブな効果があった P.126

本著のすごいところは約1万2000個もの日誌を集め35年間かけて研究した結果という点です。そこから様々な答えを導き出しています。

上記引用はその日誌から見つけた点となります。仕事がうまく進捗(小さな勝利)している時がポジティブな内容が特に多く、逆に、仕事でミスや障害があった場合(小さな敗北)はネガティブな内容が特に多いと述べています。

ポジティブな感情は仕事へのコミット(創造性と生産性の向上)、となり、仲間とのコミュニケーションも円滑になる。社員に対する心理的支援は会社の支援にもつながるということになりますね。

この「ポジティブな感情を生む要因」が他のなによりも「進捗」ということが判明したことから、「進捗の支援」を行いしましょう。というお話だと考えます。

最後に

マネージャである人もそうでない方も、本書を取り、「進捗の力」に目を向けて見てはいかがでしょうか。以下のボリューミーな研究結果が2000円で読めますよ。

  • 本書の日誌作成に携わった人数は述べ238名。
  • 35年の研究結果
  • 日誌数1万1637(実値)
  • 669名のマネージャへのモチベーションの重要項目の意識調査

「読んでいない本について堂々と語る方法」を読んでいない

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感想

本は読んでいなくてもコメントできる
裏表紙より

本当にこんなことができるのか!と思い手に取りました。

私は書評ブログを書くときは読書が終わった本を再度パラパラ読みながら書いております。しかし、今回は本書にしたがって中身は読まず、裏表紙に書いてあるコメントだけで「読んでない本について堂々と語る方法」を考えて見ます。

むむむ。裏表紙を読んでしまったので、読んだうちに入ってしまうのでしょうか。

読んでない本について堂々と語る方法とは

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいない方がいいくらいだ。 裏表紙より

読んだ本に対して、どうだった?と感想を聞かれて「面白かった」「よかった」とコメントするぐらいなら誰でもできますが、具体的に話そうとすると「あれ?どうだったっけな。」となるのはよくあります。

そんなこともある中で、テクストを見ずにコメントするとはいったいどうやるのか。その方法に関して自分は以下1つしか考えられませんでした…。

「タイトルを元に考察し、語る」

それ嘘じゃないの?と考えてしまいますが、こちらは考察して語る事になるので、結果的に嘘だったとしても、本人には嘘を付く意思がないため、本当の意味では嘘にならないと考えます。タイトル一語一句から拾える事を元に脳みそフル回転で集めた材料を元に語る。うんうん。「本を読んでいなくても語る方法」と言えそうです。

私が本書の感想を求められたら以下の内容を述べようと思います。

少ない情報(タイトルなど)から内容を考察し、これまでの自分の知識・教養・経験を活かしつつ、内容を考察してコメントを述べる。というのが「読んでない本について堂々と語る方法」なんだぜ

しかし、教養が必要ということは別の本を沢山読んでおく必要がありますね。 この方法で語る場合、必要なスキルは大きく以下3つと考えます。

  • 感想を述べるための多分野に関しての知識・教養
  • 堂々とコメント語る自信
  • 会話力

結局は教養がものをいうのですね。

最後に

これから本書を読んでみます。

「超ロジカル思考」を読んだ

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感想

2015年に発行された本を文庫化した本書。わたしは文庫でお初でした。

タイトルは「超ロジカル思考」とありますが、よくあるロジカルシンキングのハウツー本ではなく、7人の偉人を参考にどのようなビジネスをおこない、そこにはどのようなロジカル思考が作用しているのかが記述されております。

以下7名です。

さらに各章には読者に向けたエクササイズもあり、退屈しなかったです。私は間違った回答をしたものがいくつかあったので、まだまだ頭の固い or ロジカルではないんだなと感じました。

ハウツー本ではなく、読み物として読めば面白いと思います。

印象的な文章

よく考えてみれば当たり前のことなのだが、誰もやっていないことだった。 P.162

人間の脳はパブロフの犬のように、とあることで成功体験を何度もすると、それは必ず成功するものだと常識として脳に染み込んでしまうそうです。そして脳は考える前に常識として判断してしまう。

例えば携帯電話にはボタンがあることが常識だった時代、日本では次々とボタンのある携帯が登場しましたが、iPhoneはボタンを取っ払って液晶をたっちするタッチパネルを採用しています。(全てのボタンを取っ払っているわけではないですが)そして、結果はみなさんがご存知の通りです。

引用の文章に書いてある「誰もやってないこと」というのが、この常識のせいで隠れている物事だと考えます。つまりこれまでの自分の成功体験などを自分で疑うことのできる人が勝ち残ると述べております。

最後に

本書に書かれている偉人の考えを頭の中で体験し、反芻し、皆さんの仕事で実際に試してみましょう。私は本書に書いてあった「気になることがあったら、手帳にそれを書き、毎日読み直す」ことを試しています。

いまのところ、気になったことが1日で消えず、頭の中のフックとして、何かあった時に引っかかるようになっている気がします。小さなことですが日々の積み重ねが重要ですね。

その他も偉人のストーリーが色々があるので、一度読んでみてください。

「ウンコな議論」を読んだ

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感想

「ウンコな議論」というタイトルを見ると「クソつまらない議論」のことを何だろうなあ、と思って読んでいましたが、あながち外れてはいませんでした。

今回のブログ内容は少し汚いので、あらかじめ謝罪しておきます。汚くてすみません。

印象的な文章

真実への配慮との関連欠如、物事の実態についてのこの無関心ぶり、これこそまさに、我輩がウンコ議論の本質と考えるものなのである P.37

ウィトゲンシュタインの友達であるファニア・パスカルが入院中に「まるで車にひかれた犬みたいな気分だわ」と現在の気持ちを語りました。これに対し、ウィトゲンシュタインは「きみは車にひかれた犬の気分なんか知らないだろう」と嫌な顔で語ったそうです。

ウィトゲンシュタインパスカルのことを「何が本当で、何か嘘なのか」区別のつく人だと考えていた。人は犬になれないし、人が犬の気持ちを聞けるわけでもない。だからこのパスカルのセリフは本当ではない。しかし、彼女は故意的に嘘をつこうとしてついたわけでもないので、それは本当の意味で嘘ではない。つまり、嘘でも本当でもない。だからもっとタチが悪い。そう思って不機嫌な嫌な顔をしたのだと。

上記のようなことを考えたところで、当の本人は物事の実態(真実)について無関心だ。これがまさに「ウンコ議論の本質」だと語っています。

また、「屁」や「ふかし」は中身がない。「排泄物」も栄養が抜かれたものであるから、中身がないという点で類似していると述べている。

排泄物は滋養あるものが全て抜き取られた物質である P.45

しかし、排泄物の一つである糞自体は肥料にもなるし、コーヒー豆を好んで食べるジャコウネコのフンから未消化の豆を取り出し、それをもとに作る高級コーヒーだってある。そう考えると、矛盾している点がちらほら見受けられる。

色々ありましたが、結論、「ウンコな議論」とは「意味のない議論」(口から出まかせ、その場しのぎ、はぐらかし)なのだと考えました。

最後に

私の読解力が乏しいのか、本書は結構読むのが難しいといいますか、言い回しがあいまいといいますか・・・とりあえず、わかりづらいという感想です。「で、結局なにがいいたいの?」と。

米国でベストセラーとうたい文句があるので、原書で読んだらまた違う内容なのかもしれません。

「職業としての学問」を読んだ

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感想

マックス・ウェーバーが1919年にドイツのミュンヘンで行った、学生に向けた講義を邦訳した本です。お恥ずかしながら私はこの本でマックス・ウェーバーを知りました。

マックス・ウェーバーは学問に対しての姿勢や、当時のアメリカナイズな風潮に陥っているドイツの様子など、大きくは以下の3点を指摘しています。

  • 経済的意味の職業
  • 学問を職業とする人々への心構え
  • 教師は自身の政治と学問を区別して教鞭を執ること

また、学生たちが「事実の代わりに世界観を」「認識の代わりに体験を」「教師の代わりに指導者を」求めている夢見がちで軽薄な風潮に対して、それらを「鍛えられるべき弱さ」であると認識し「日々の仕事(ザッヘ)へ帰れ」と叱咤したようです。つまり、「甘えてんじゃないよ」という感じでしょうか。

私は「学問を職業とする人々への心構え」辺りをよく読み直してます。お陰で休日でも何か勉強していないと罪悪感に苛まれるようになりました(いい意味です)

印象的な文章

いやしくも、人間としての自覚のあるものにとって、情熱なしになしうるものは全て無価値だからである P23

本書は「学問を職業とする人」についてを述べて降りますが、学問だけではなく、すべての職業において指摘が当てはまると考えます。

実際に価値がある・役に立っていると思われるべき物・技術等はその情熱を注がれた専門的に成し遂げられたものばかりであると述べています。言われてみると当たり前のことではありますが、改めて文章で見ると印象に残ります。

読んでいくうちに「自分は果たして情熱を注いで仕事ができているだろうか」「自分を過大評価していないか」「価値のある仕事ができているか」などと考えさせられ、マックス・ウェーバーにしかられている気がして襟を正す思いになります。

最後に

ボリュームでいうと100ページにも満たないですが、学ぶ姿勢について鋭い指摘をしてくれます。また、本書以降は岩波文庫をよく読むようになりましたが、中でも比較的読みやすいほうだと思います。

自分の仕事がつまならないという方、頑張っているのに評価されないと嘆いている方、俺はこんなところにいる人間じゃないと思っている方、是非一度読んでください。おそらくマックス・ウェーバーは「日々の仕事(ザッへ)に帰れ」と叱ってくれるに違いないです。

「謙虚なコンサルティング」を読んだ

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全体の感想

提案力・説得力のスキルに関してのコンサル攻略本は巷に山ほどありますが、本書はクライアント自ら解決できるように支援をすることに重きを置いています。

実際に著者が経験したクライアントとのやりとりをcaseとして挙げ、良かった・悪かった点を述べて降ります。もし読者が似たような経験をしていれば、それらをcaseと照らし合わせてみると「あの時こうしたら結果は変わっていたかもしれない」と気づきを与えてくれると思います。

印象的な文章

行動は観察するものであって判断を下すものではない P104参照

コンサルタントが行動の結果を判断し、解決策を提示するのではなく、相手に気づかせるための支援を行うべきだと。

コンサルタントが自ら判断を下した場合、クライアントの学びになりません。判断を気づかせるために手助けをしなくてはなりません。学びがない状態で解決した場合は、その後また同じ悩みが生まれる可能性があります。

また、クライアントが自ら解決できるように支援するにはある程度関係がよくないと難しいと述べております。本書によるレベルの定義は以下です。

  • レベル1 :取引上の、お役所的な、ほどほどの距離を保った関係
  • レベル2 :個人的な関係
  • レベル3 :親密さ、愛着、友情、恋愛感情

関係は良すぎても悪くてもよくないので、求めるべきはレベル2です。レベル1の関係では包み隠さず相談してもらうのは難しいです。想像してみてください、自分(クライアント)が相手(コンサルタント)とLV1の関係だとしたら、深いところまで悩みを打ち明けることはできますか。

最後に

コンサルトは「相談する」と言う意味です。人間誰しも友人、家族あるいは仕事仲間に相談をしたり、相談に乗ることがあります。本書を読めばこれまで以上に人の話を上手く聞き、謙虚に問題を解決する糸口を提供できるかもしれません。

私自身、前のめりなコンサルティングより、謙虚なコンサルティングをしたいし、そうされたいと思っています。

本書は昨日読み終えたばかりでまだ全部の理解はできていません。ただ、「今後の人生で役に立つ」と感じたので、何度も読んで体に染み込ませたいと思います。