本のヒゲブログ

Salesforceエンジニアの書評 1記事1000文字以内で書きます

「不道徳な見えざる手」を読んだ

f:id:hiro610213higeway:20170810000313j:plain 英題「phishing for phools」に対して邦題「不道徳な見えざる手」凄い…。 経済に疎い自分でも読めるか心配でしたが、最後まで楽しみながら読めました。

全体的な感想

大きく以下2つのテーマがお題になってます。

  • ぼったくりがなぜなくならないのか?
  • ぼったくりに釣られるカモについて

訳者が「あとがき」で語っていましたが、経済に明るい人にとってはおそらく目新しいものはない。といった内容や、フォーブスから酷評を受けたことも記載されてます。

書評では極端に良い・悪いで評判が分かれているので、
自分はどっち側なのだろう。と、気になってしょうがありませんでした。

あれ…どうやら釣られたみたいです。

印象的な文章

第1章に焦点を置きたいと思います。

自由市場は、人々が本当に欲しいものを生産するだけではない。人々が肩の上のサルの思考に従って求めるものも作り出すのだ。
P 57参照

「肩の上のサル」とは言うならば「もう一人の自分」です。
それも含めて「自分」という一人の人間です。解釈もあると思います。 「もう一人の自分」を上手くてなづけられていない人が多いというのも事実で、全てが「釣り」だとは言いませんが、インターネットの広告やCMなど、色々なマーケティング戦略に引っかかり、本当に欲しくないものも買ってしまっているという解釈ができました。

じゃあ本当に欲しいものってなんなんだ?という問いが生まれました。 例えばお腹が空いている時に美味しそうなピザのCMを見て、注文して食べたものが本当に欲しいものかどうか。

こちらは本書的にいうと釣られたカモなのかもしれません。
偶然に流れたCMではなく、お腹が減るお昼時にCMを流し、外的要因により食欲・物欲を刺激され、まんまとCMに引っかかったという意味で。

次に本当に欲しいものの場合ですが、以下が全てYESなら釣られていないのではないか!と勝手なこじつけで考えました。

  1. なかったら困るもの
  2. なぜ欲しいのか論理的に答えられるか
  3. 外部要因に刺激されて購入しようとしていない

ただ、上記のように考えると、生活必需品以外はだいたい釣られて買ってしまってる気がします…。

最後に

第1章以外にも様々な釣り事例がありました。「無知は罪なり」とソクラテスはいいましたが、無知ほど怖いものはないな。と改めて実感させられた一冊でした。