本のヒゲブログ

Salesforceエンジニアの書評 1記事1000文字以内で書きます

「GE 巨人の復活」を読んだ

f:id:hiro610213higeway:20170814130111j:plain 現在仕事で製造業向けのIoTシステムを構築しておりますが、業界知識が乏しいため、製造業IoT化で有名なPredixのGEを知りたいと思いました。

全体の感想

GEの簡単な歴史が語られており、どなたでも読める内容です。GEの書籍はいくつかありますが、本書はサブタイトルでもある「デジタル製造業への挑戦」に注目されておりました。

コングロマリット経営時代にリーマン・ショックを経験し、その当時様々な企業が窮地に陥っている中、なぜ多くのシリコンバレー企業が成長できたのか、なぜGEはダメだったのか。という疑問からGEのデジタル化が始まりました。

簡単にいうと、シリコンバレーのスタートアップ企業をとことん真似しよう」という考えのもと、以下の方法論を取り入れました。

大企業がベンチャーの真似をするというのは変にプライドが高い経営者だと難しそうですが、当時のCEOである「ジェフ・イメルト」さんの柔軟な考え、デジタル化への底知れぬ熱意があったから実現できたことなのだと考えます。

印象的な文章

ビッグデータ分析を手がけたことがない顧客に「ビッグデータ分析によって業務をどう改善したいですか」とか「人工知能をどこで活用したいですか」などと聞いても意味がない。「何が欲しいですか」と直接聞くのではなく、「1日の仕事の流れを教えてください。」と言った簡単な質問から初めて、顧客の行動を広く聞いた上で、その裏側にある動機を解明していく P115参照

デザイン思考のエスノグラフィの質問術のIoT例ですが、今の仕事で私は「意味がない質問」を顧客に対して行なっていた気がします。顧客が悩んでいることの本質を探る質問を、こちらの文章を読んでから実践するようになりました。

読みたい本が沢山あり、まだ読めていませんが「デザイン思考」の本を早く読みたいです。

最後に

GEがデジタル化できた要因に方法論を実践したことがありますが、方法論を学んだ後に、実践できている人・企業はすくないのではないでしょうか。

変化は痛みを伴います。失敗するかもしれないし、成功するかもしれません。ただ、痛みを恐れていては決して前に進むことができません。そんなことを改めて教えてくれた本でした。