本のヒゲブログ

Salesforceエンジニアの書評 1記事1000文字以内で書きます

「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」を読んだ

f:id:hiro610213higeway:20170815105948j:plain まず初めに、タイトルと内容があってない!「IT業界の決算からよみとく…」などであればわかった気がします。

感想

主にIT業界をターゲットとした決算を読み解く内容となっております。日本の企業だけではなく、海外の例もあり、比較しやすくわかりやすかったです。

株をやっている方などにとっては、各企業への著者の目の付け所が参考になる程度かもしれません。今まで決算を読んだことない人や、これから読むようにしてみよう、と思った方が読まれると勉強になります。

印象的な文章

クラウド事業:営業利益率は25%程度。利益率はECの6倍くらい P062参照

上記はアマゾンの業績に関してです。ECサイトは営業利益率が4.5%くらいだったので、クラウド事業のほうが利益率でいえば6倍も上だとは、全く知らなかったです。

SFDCを仕事としている自分としては、こちらはどうなのか気になったのでしらべました。クラウド事業で比較です。

SFDC決算資料 f:id:hiro610213higeway:20170815110302p:plain

以下$1000単位です。
本書のアマゾンAWSの例が2015年度だったので、SFDCも合わせました。

AWS

  • Net sales = $790,000
  • 営業利益 = $186,000
  • 営業利益率 = 24%

SFDC

  • Total revenue= $5,373,586
    (SFDCの資料にはNet salesで記述がありませんでした)
  • 営業利益 = -$145,633
  • 営業利益率 = -2.7%

利益率マイナスです。いったいなぜ?と思って決算資料を眺めていると、販管費がすごいです。

  • R&D = $792,917
  • Marketing and sales = $2,757,096

人材やマーケティングにとことん投資をしているということですね。

2017年度では売上高に関して言えばそろそろ100億ドル。最近の日経新聞にマーク・ベニオフさんの記事が載ってましたが、ソフトウェア分野で売上高が100億ドルを超えた企業は米Microsoft,Oracle,独SAPと3社しかないようです。

現在SFDCはAIに力を注いでいるので、2018年度も販管費がすごそうだ。

最後に

まだ素人レベルですが、本書をきっかけに決算説明資料を読むようになりました。これだけで買った甲斐がありました。