本のヒゲブログ

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「ウンコな議論」を読んだ

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感想

「ウンコな議論」というタイトルを見ると「クソつまらない議論」のことを何だろうなあ、と思って読んでいましたが、あながち外れてはいませんでした。

今回のブログ内容は少し汚いので、あらかじめ謝罪しておきます。汚くてすみません。

印象的な文章

真実への配慮との関連欠如、物事の実態についてのこの無関心ぶり、これこそまさに、我輩がウンコ議論の本質と考えるものなのである P.37

ウィトゲンシュタインの友達であるファニア・パスカルが入院中に「まるで車にひかれた犬みたいな気分だわ」と現在の気持ちを語りました。これに対し、ウィトゲンシュタインは「きみは車にひかれた犬の気分なんか知らないだろう」と嫌な顔で語ったそうです。

ウィトゲンシュタインパスカルのことを「何が本当で、何か嘘なのか」区別のつく人だと考えていた。人は犬になれないし、人が犬の気持ちを聞けるわけでもない。だからこのパスカルのセリフは本当ではない。しかし、彼女は故意的に嘘をつこうとしてついたわけでもないので、それは本当の意味で嘘ではない。つまり、嘘でも本当でもない。だからもっとタチが悪い。そう思って不機嫌な嫌な顔をしたのだと。

上記のようなことを考えたところで、当の本人は物事の実態(真実)について無関心だ。これがまさに「ウンコ議論の本質」だと語っています。

また、「屁」や「ふかし」は中身がない。「排泄物」も栄養が抜かれたものであるから、中身がないという点で類似していると述べている。

排泄物は滋養あるものが全て抜き取られた物質である P.45

しかし、排泄物の一つである糞自体は肥料にもなるし、コーヒー豆を好んで食べるジャコウネコのフンから未消化の豆を取り出し、それをもとに作る高級コーヒーだってある。そう考えると、矛盾している点がちらほら見受けられる。

色々ありましたが、結論、「ウンコな議論」とは「意味のない議論」(口から出まかせ、その場しのぎ、はぐらかし)なのだと考えました。

最後に

私の読解力が乏しいのか、本書は結構読むのが難しいといいますか、言い回しがあいまいといいますか・・・とりあえず、わかりづらいという感想です。「で、結局なにがいいたいの?」と。

米国でベストセラーとうたい文句があるので、原書で読んだらまた違う内容なのかもしれません。